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がんになっても困らない。
そんな時代や社会が来たらいいですよね。「NPO法人がんピアネットふくしま」理事長の鈴木牧子さんは、まさに「がんになっても困らない福島県」を目指しています。
愛称まきどん。全身からはじけるような、それでいて優しいエネルギーを感じます。
まきどんが、卵巣がんだとわかったのは、2003年8月のことでした。腹痛をきっかけに検査入院したら、判明したそうです。このとき48歳、娘さんが2人います。
卵巣と子宮を全摘して、2年間、抗がん剤治療を受けました。活動的だった生活が一変し、疎外感を覚え、あまり人とも会いたくなくなったそうです。しかし、患者や家族、遺族が語り合う「ひいらぎの会」との出会いなどをきっかけにだんだんと気持ちが戻ってきました。
その後は、ひいらぎの会、リレー・フォー・ライフ、がんピアネットふくしまなどさまざまな活動を展開しています。その経験もあって、独自のリーダー論もお持ちです。
日本対がん協会会長の垣添忠生との対談は、大いに盛り上がりました。